義人は、問題なくリハトライクを漕ぐことができました。心配していたのは健康不安をかかえている父親でしたが、自分のことを心配している余裕がなかったのが幸いしたのか、義人の漕ぐリハトライクのハンドルを修正しつつ、伴走することができました。疲れたけど気持ちよかったそうです。
週末は義人が体を動かせて楽しめることをしたい、ということで、プールに行くことが多いのですが、最近少々マンネリ気味で、他に何かできることはないか、と探していました。アダプティブワールドのハンドサイクルのプログラムは知っていましたが、今の義人にハンドサイクルを漕ぐのは無理。でも、リハトライクなら、と思い、「こんなことお願いしたい、という声をお待ちしております」というアダプティブワールドの言葉を信じて、思い切ってリハトライクでの参加をお願いしました。快く応じてくださってありがとうございました。リハトライクのハンドル操作はまだ義人には難しいものの、毎週1回はエアロバイクを漕いでいますので、とりあえず漕ぎきることができました。義人は、Wii Sports Resortの「自転車」はよくやっていますが、所詮バーチャルの世界。汗を流し、風を感じて、仲間と体験したサイクリングは楽しく、充実感や達成感もあったようです。あの日、義人はお弁当を食べ終わるや否や、リハトライクに乗りたがっていましたし、今は、また参加したい、と言っています。そして、子供だけではなく、私たち親も久しぶりにリフレッシュできた日でした。このプログラムに何回か参加し、ハンドル操作ができるようになって、ブートキャンプに参加する、というのが私たちの目下の目標です。
リハトライクをまたお願いするのは気が引けていたのですが、リハトライクでの参加を「十二分に可能」と言っていただけてうれしいです。次回もぜひ参加したいと思っています。
今回初めてレースタイプのハンドサイクルに乗りましたが、スタッフの皆様の親切丁寧なご指導のおかげで、午前中には何とか体をなして走ることができました。ペダルを回すとチェーンが回りタイヤが回転するという感覚は、受傷前に乗っていた自転車と全く同じで、「そうそう、これこれ」といった懐かしさを覚えました(実に十数年ぶり)。また、風を切って走る感覚も自転車そのもので、見晴らしのよい多摩川河川敷の景色も手伝って、爽快に走ることができました。さらには車高が低いため、アイポイントが車いすよりもぐっと下がるので、体感スピードは想像以上のものでした。
参加前は私の障害レベル(頸損のC7)では、握力がほとんどないことから、ペダル操作などが難しいのではないかと考えていました。しかしながら、市販のゴム製グローブをつけることで、ほとんど手を滑らすことなく、テープやベルトでの固定なしでも操作することができました。また、ブレーキ操作についても当初心配をしていましたが、ペダルを逆回転して停止させるコースターブレーキ仕様のハンドサイクルでしたので、こちらも全く問題ありませんでした。ただ、通常の自転車タイプのブレーキのハンドサイクルにも挑戦させていただきましたが、ブレーキ取り付け位置を変えていただいいたものの、練習不足のせいもあって、あまり上手くブレーキをかけることができませんでした。通常のブレーキのほうが構造上、変速機のギア数を上げられるなど他のパーツ取り付けの選択肢が広がるとのことですので、次回参加させていただくときは、ブレーキの強弱の設定や別の箇所への取り付けなど、色々と工夫をしてみたいと思います。
自動車への積み込みやハンドサイクルの価格を考えると、自分のハンドサイクルを手に入れて本格的に始めるにはやや長い道のりになりそうですが、当面は練習会やクリニックなどに参加させていただきながら、じっくりゆっくりと経験を積ませていただき、楽しんでいければと思います。
先日は 楽しい時間をありがとうございました。翔そっちのけで 二人で楽しんでしまいました。他の参加家族のかたたちからは あの夫婦は何者?と思われたのでは・・・。でも まずは 自分たちが楽しめなければ というのが 私達の心情で ハンドサイクルは はまりそうです。私が 午後からのサイクリングに行っている間に 翔は 途中戻って 自分からトライサイクルに乗りこいでいたと主人に聞き 皆の楽しそうな雰囲気に翔も魅せられたんだなと嬉しくなりました。次回が楽しみです。 |