ここでは、車椅子をご利用の方のレッスン方法(チェアスキー編)についてご紹介します。
車椅子をご利用の方のスキーは大きく2種類あります。
1つ目がチェアスキー
2つ目がバイスキー
です。
>>バイスキーのレッスン方法はこちらでご紹介しています。
チェアスキーとは、椅子の下に1本のスキーが付いたもので、世界では「モノスキー」と呼ばれています。
(チェアスキーという名前は日本だけのもので、世界ではチェアスキーという名前なんです。)
チェアスキーは、
・座位保持ができる
・上肢の筋力バランスが安定している
・握力がある
方が主な対象者となります。・上肢の筋力バランスが安定している
・握力がある
チェアスキーは、手に「アウトリガー」を持って滑ることから、握力も必要なんですね。
そのため、昔は、
頸椎損傷者 = チェアスキーに乗れない = バイスキー
とされていたのですが、
近年はチェアスキーはもちろん、グローブやベルトといった用具が進化をしたため、頸椎損傷者でもチェアスキーが楽しめます。
(脊髄損傷者以上に練習は必要です。^^)
チェアスキーのレッスンは、まず、チェアスキーに乗った状態でバランスを取ることからスタートします。
健常者のスキーレッスンでは、まず最初にスキーブーツを履いて歩いてみたりするでしょ。
あれと一緒です。
チェアスキーに乗った状態でバランスがとれるようになったら、その後の練習は健常者のスキーと一緒。
ちょっと滑って、止まる。
自分で向きを変えてみる。
転んだ姿勢から起き上がってみる。
などなど。^^
チェアスキーは、繊細なバランス能力やパワフルな筋力を必要としますが、上手になると・・・。
一人で滑ることができるのはもちろん、リフトだって一人で乗れちゃいます。
独立して(自分一人で)滑って楽しめるのがチェアスキーなんですねー。^^
今週末、是非あなたもゲレンデで挑戦してみて下さい!